日曜日はお迎えがてらサッカーの練習試合を見学。
下のカテゴリーではGK担当だった息子でしたが、今回はフィールドへ。
小さいながらに当たりには強いので、DFとして左サイドを攻守走り回っていました。態度はでかいのですが、積極的に得点を獲りに行くタイプではないので、今のポジションを通じて全体を見る力を身につけていくんだろうなあと感心してみていました。
息子のコーチは、プレー中にはほとんど指示を出しません。
指示があるとすれば、最後までやりきること(攻撃する・カバーする・ディフェンスする)の指示。とにかく徹底的にやらせます。得点を獲られてもマイナスの言葉ではなく、最後までディフェンスできたことへの「良くやった」か、カバーが徹底できなかったことを「どうして最後までやらないの!」と指示するだけ。
指導者の中には、一つ一つのプレーを厳しく指摘するコーチもいます。
「さっきのは右に出すんだろ!」
「何で走らないんだ!」
「シュート打てよ!」
「この試合負けたら坊主だ!」
ペナルティー回避型の人間を育てるだけだと思います。
終わったあとにその言葉が出るのなら、何故プレー中に的確な指示を出さないんだろうか。指示が遅い自分の責任はないのだろうか。まさかサッカーを本当は良く勉強していないだけなのか…。
叱責の言葉が氾濫するフィールドにいる選手達。
「サッカーはこうやって上手くなるんです」という指導方法なのか。
どんなプレーをすれば褒められるのか・成功するのかのアイデアが湧いてこないんじゃないかなあ。
水泳と大きく異なる部分を見て、今後の指導に役立つ気がしました。
本日は一次入試のため練習は完全中止です。