毎年1回、3年生の地理選択クラスは
自由研究をしています。
(卒業生の皆さん!まだまだ続けていますよ!)
今年は普通科3年E組の生徒達が頑張りました。
長崎に関する色々な調査研究を重ね、本日の2~3時間目に発表会を開催しました。
今回の調査は①Vファーレン長崎②長崎さるく博③街の移り変わり④坂本龍馬⑤長崎の観光お土産⑥コッコデショ の6つでした。
各班の調査は本質部分にまで迫り、非常に素晴らしい内容でした。
以下③「街の移り変わり」を調査した班の総論を紹介します。
総 論
『大型店と中小商店』を調べて、これまで商店街を中心にしてきた長崎市の商業は大型店舗(夢彩都など)の進出により大きな経済変化がみられた。これらの進出によって中小商店は危機感を感じさせました。このようなことが調べていくうちに分かったので自分達でもアンケートを独自に作成して街の実態調査をしてみることになりました。
172人のアンケート調査で、『普段食料品を購入するのはどこですか?』に対し学生のほとんどはスーパーでの購入が多く全体的にもその傾向が見られた。このことから学生などは大型商店に傾いているとおもったが、次の『日用品・衣類などを購入するのはどこですか?』に対しては学生は浜の町アーケードとアミュプラザではあまり数の差はなかった。このことから学生は買いたいものにより買う店を区切っていると思われる。30~40代は浜の町より夢彩都・アミュプラザが多かった。次の『浜の町アーケードどのくらいのペースで行きますか?』には学生は週に2~3回は必ず行くという結果がでました。20~50歳代までは月に1~2回という結果がでてきました。上記の結果と合わせて考えてみると20~40代は浜の町アーケードよりも夢彩都・アミュプラザに行く頻度が多い事がわかった。『アミュプラザや夢彩都など大型のショッピングセンターなどのオープンした前後では、浜の町アーケードに行く回数には変化がありましたか?』全体的には『変わらない』が多かったものの『減った』という数も多かった。『変わらない』が多かった理由は夢彩都などが平成12年に開業したので5年たったいま興味が薄れていったと思われる。
最終的に分かったことは、アーケードに関してはインターネットに記載されていたほど衰退してはいなかったと思った。このことから大型店舗の進出は商店街の経営に大きな波をもたらしたものの、このアンケートの結果からも分かるように大型店舗に負けない人の流れをつかんでいることが分かる。大型店舗が増えるなか長崎市の商店街が衰退しないのは商業に関わる人の工夫や努力、新しい発展と地域との密着感が大きな要素となり、また大型店舗もより良いサービスで人の流れをつかんでいくだろうと思いました。観光地を利用した地域商業の展開を促進するなど、長崎の商業をより広く、そして他県からも注目される商業発展をしてくれるだろうと今回の学習で思いました。
多くの先生方が見学し、質疑応答にも参加していただきました。
校長先生には最後のご挨拶までしていただき本当に感謝いたします。
目標は10回。あと2年はまだまだ頑張るつもりです。
なお、偶然にも今回の調査に関してご協力いただきましたVファーレン長崎事務局長の森君(幼なじみ)と長崎さるく博事務局の田中さん(長商・コウタロウ君のお父さん)には大変お世話になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。