第9回地理自由研究発表会が無事終了しました。
今回の発表会は例年になく多くの先生方が見学に来てくださったので、非常に盛り上がった感じがしました。特に、長崎電鉄を調べた班と飲酒運転を調べた班の発表は質問も多数で、参加した先生方も感心していました。
さて今年の調査テーマですが…
旧琴海町
長崎の水産業と釣情報
諏訪神社
角煮
長崎のお土産
長崎路面電車について
長崎名物「いなほ焼き」
長崎新地中華街
あじさい
長崎の飲酒運転
ペンギン水族館
の11テーマです。
「長崎の水産業と釣情報」は長崎新聞社を取材して、調査の様子が新聞に掲載されました。また、「いなほ焼き」は長崎の新しい名物として、若者から年配に至るまで幅広い支持を集めています。
「いなほ焼き」の総論を紹介します。
総論
‘いなほ焼き’は、実際に作っているところが外から見えているため、衛生的に調理されているかどうかが、買いに来るお客さんによって判断されます。
よって、悪い情報(お店の中が汚い、愛想がないなど・・)が口コミで広まらないのは、衛生的な店が多いこと、お客様に接する時の対応の仕方、人に美味しく食べてもらうための努力をしているところが目立っているため広まらないのだと思います。
口コミで商売を展開している点は他のファーストフードと明らかに異なります。長崎の名物として最近は角煮まんじゅうが注目されていますが、テレビコマーシャルやサッカーチームのスポンサーなど、広告費にもたくさんのお金をかけています。いなほ焼きがお客さんからの信頼(味・サービスなど)で店舗を増やし続けていることに大変驚きました。
一方で、私たち瓊浦高校の生徒も、いなほ焼きと同様の口コミ展開が大切だと思います。服装、たばこ、電車の利用マナー、スポーツ、瓊浦祭など、それぞれの善し悪しの評価があります。服装・たばこ・電車の利用マナーは悪い評判が多く、学校に苦情の手紙、電話、メール、ファックスがきたりするが、その中にはお礼の手紙がきたりすることもあります。スポーツが盛んで全国大会に行く部があり、文化部の演劇部もいい成績を残し活躍しています。
悪い情報は広まるのが速く広がるにつれて、あることないことも情報として流れていくのに対し、良い情報は広がりにくく、良いことをこつこつ積み上げていても、少しの過ちで今まで積み上げてきたことが無駄になってしまいます。
このことを‘いなほ焼き’で置き換えてみると、良くないことより良いことの方が口コミで広まると言うことは、とても凄いことだと思います。